気ままに行こう

子育て中の国際結婚家庭の日常生活

韓国での乳がん治療体験記① 大きなしこり

 

ここでお伝えする内容は全て韓国に居るときに起こったことです。

 

映画の始まりのような前触れですが・・・😆

 

ここでお伝えする内容ですが、患者さん本人にも、患者さんを支える家族の方にも、または友達知り合いにがん患者さんが居る方にも少しでも役に立てたら嬉しいです。

 

当然ですが、環境・年齢・家族関係など、人それぞれなので、あくまでも「こんな人がいたな」程度で参考にしていただければと思います。

 

ちょっと長い話しなので、何度かに分けてお伝えすることになると思いますが、関心のある方はお付き合い下さい。

 

では、本題に。

 

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長男が2才、下の子を妊娠中の時から左胸の右上にしこりがありました。

しこり自体はいつからあったのかはっきりした記憶はありません。

長男が生まれた時にはなかったし、多分、長女を妊娠中に、自覚できるくらいの大きさのしこりになったのかな??と思います。

 

長男はおっぱい星人で、長女が生まれてからもずっと母乳を飲んでいたほどおっぱいが好きだったので、だんだん大きくなっていくしこりを触っては「母乳が詰まったかな?」程度に思っていました。

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そんなはずないんですけどね。

経験者は分かると思いますが、母乳が詰まったらめちゃくちゃ痛いから😭

でも痛くなかったので放置していました。都合良く「母乳詰まったって痛くないことあるでしょ」なんて思ったりしながら自分を納得させて、病院に行かなくても良い理由を探していました。

 

私はそれまでに大きな病気はしたことなく、薬を飲んだりしたこともあまりありませんでした。なので自分は健康だと思い込み「私は大丈夫」と勝手に判断し、放置していました。

 

妊娠中に病院に行くなんて大変過ぎるので、夫が「病院に行ってこい」言うのも無視して。

 

この時点で「なんか変だぞ?」なんて思って、早い段階で病院に行っていたら、長女は居なかったかもしれませんね。何が良い選択なのかは分かりません。あくまでも結果を言うと、私は生きているので[あれで良かった]と思えるのですが。

 

そして、長女を出産。

その後、しこりのある左胸の母乳の出が悪い事に気がつきました。

 

産後9日目のある日の午前中、私の検診があったので産婦人科に行きました。

 

この頃にはしこりもだいぶ大きくなり、小さくなるようすがなかったので、検診のついでに担当医に聞いてみました。

 

私)「左胸になにかあるんですけど・・・」

担当医)「ちょっと診てみましょうか」

 

と言うと、すぐにエコーでそのしこりの正体がなんなのか診てくださいました。

 

そして、いきなり担当医の表情と雰囲気が重くなり・・・

 

担当医)「今日中に大きな病院に行ってください」

 

と言うと、紹介状を書き始めました。

 

もう雰囲気で察しました。

[このしこりは良くないものなんだな]と。

でも、この時はまだ気楽な気持ちで居ました。

 

長女も居たので、とりあえず帰宅して夫に電話。

私)「今日中に大きな病院に行くように言われたから帰ってきて」

夫)「無理だ。何でもないだろうから大丈夫だ。俺が行く必要はない」

私)「えっ!なにそれ💢 もう良いよ💢💢」

これから何が起こるか分からない不安を抱え[あんたは医者か?その態度はないでしょ!心配くらいしてよね!]という怒りがフツフツと沸いてきました。

 

でもよく考えたら今までも病院には一人で行っていたし、確かに夫が居なくても行ける。

病院に行っても先生のおっしゃる韓国語はだいだいは理解できるから大丈夫・・・ただ、検査するとしたら2才の長男と、生まれたばかりの長女は誰が診るのか?それが心配でした。

 

とりあえずお昼の時間だったので、お昼ごはんを食べて、授乳して、それから長男は保育園に時間延長して預けることにして、午後に病院に行くことにしました。

 

するといきなり夫が帰宅。

びっくりして[自分の分しかお昼の準備してないよ]なんて思い、次に[やっぱり帰ってきてくれた!]と嬉しく思いました。

 

 

この時、私は37歳でした。

 

つづく。

 

話しがあまり先に進んでいませんね。

すみません💧

 

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